【アメリカ駐在者必見】銀行口座開設ガイド:スムーズな新生活スタートのために

渡米後
Bank of America

アメリカでの生活を始めるにあたり、まず最初に済ませておきたいのが銀行口座の開設です。特に駐在や留学で渡米された方は、現地の銀行口座を持つことで、生活が格段に便利になります。今回は、アメリカでの銀行口座開設の基本情報から、スムーズに手続きを進めるための注意点までを、カリフォルニア州での経験を基に詳しく解説します。

なぜアメリカで銀行口座が必要なのか?

アメリカでの生活では、家賃の支払い、公共料金の引き落とし、日常の買い物など、あらゆる場面で銀行口座が必須となります。クレジットカードの利用履歴も、アメリカで生活する上で重要な信用情報として蓄積されます。早めに銀行口座を開設し、アメリカの金融システムに慣れておくことが、スムーズな新生活を送るための第一歩と言えるでしょう。

アメリカの大手銀行:どこを選ぶ?

アメリカには数多くの銀行がありますが、ここでは特に日本人にも馴染み深く、利用しやすい大手銀行を2つご紹介します。

  1. Bank of America(バンク・オブ・アメリカ)アメリカ全土に支店網を持つ大手銀行の一つです。オンラインバンキングやモバイルアプリも充実しています。筆者はカリフォルニア州でバンク・オブ・アメリカを利用していますが、支店・ATM共に近所にあり、今のところ、特に不便を感じたことはありません。
  2. Chase(チェース)こちらもアメリカを代表する大手銀行で、多くの支店とATMネットワークを持っています。オンラインバンキングの機能も充実しています。

注意点:
今回ご紹介する情報は、筆者がカリフォルニア州で銀行口座を開設した際の体験に基づいています。他州では手続きや必要書類が異なる場合がありますので、必ず事前に各銀行のウェブサイトや窓口で確認してください。

銀行口座開設に必要なもの

銀行口座を開設する際に必要なものは、以下の通りです。

  • パスポート:本人確認のために必須です。
  • アメリカの携帯電話番号:口座開設後、銀行からの連絡やオンラインバンキングの認証に必要となります。アメリカの携帯電話番号を持っていない場合は、一時的に日本の番号を登録できる場合もあるようですが、アメリカの番号を取得してから銀行開設に行くことをお勧めします。
  • 現金:口座開設時に、初回入金として現金が必要になります。
    • 最低入金額: 銀行や口座の種類によって異なりますが、一般的には100ドル程度が目安となります。事前に確認しておきましょう。
  • SSN(ソーシャルセキュリティナンバー):
    • 必ずしも必要ではない: 筆者の場合、SSNなしでも口座開設が可能でした。ただし、銀行によってはSSNを求められる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。SSNを持っていると、よりスムーズに手続きを進めることができます。

スムーズな開設のためのステップ

  1. オンラインで予約をする
    • 銀行の支店に行く前に、必ずオンラインで予約をしましょう。
    • 予約なしでも対応してくれる場合もありますが、かなり待たされる可能性があります。予約をしておくことで、スムーズに手続きを進めることができます。
    • 各銀行のウェブサイトから予約が可能です。
  2. 予約日に銀行の支店へ
    • 予約した時間になったら、銀行の窓口へ行き、口座開設を希望する旨を伝えます。
    • 必要書類を提出し、銀行の担当者の指示に従って手続きを進めましょう。
    • 口座開設には30分~1時間程度かかる場合が多いです。時間に余裕を持って訪問しましょう。
  3. 口座開設完了
    • 手続きが完了すると、デビットカードや小切手帳などが後日郵送されます。
    • オンラインバンキングの設定も忘れずに行いましょう。

口座の種類について

アメリカの銀行口座には、主に以下の2種類があります。日本と同じ構成ではありますが…。

  1. Checking Account(チェッキング口座):
    • 日常的な支払いに使う口座で、デビットカードが発行されます。
    • 公共料金の引き落としや、小切手での支払いにも使用します。
  2. Savings Account(セービング口座):
    • 貯蓄用の口座で、利息が付く場合があります。
    • 預け入れや引き出しに制限がある場合もあります。

駐在員の方々など、赴任期間が定めれている方は、Chekking Accountの開設で問題無く現地での生活は可能です。グリーンカードを取得されて、長期間渡米される予定の方は、Saving Accountの開設も検討しましょう。

口座維持手数料について

アメリカの銀行口座には、口座を維持するための手数料が発生する場合があります。この口座維持手数料は、月額で数ドルから十数ドル程度かかることが一般的です。しかし、多くの場合、以下の条件を満たすことで、この手数料が免除されます。

  • Direct Deposit(ダイレクトデポジット)の設定: 給与や年金などの定期的な入金を、銀行口座に直接振り込むように設定すること。
  • 口座残高の維持: 口座残高が一定額以上の場合、手数料が免除される場合があります。

銀行によって、手数料免除の条件はそれぞれですので、事前にどの銀行にするか?を決めておくことをお勧めします。

まとめ:アメリカ生活の第一歩をスムーズに

アメリカでの銀行口座開設は、新生活を始める上で非常に重要なステップです。口座維持手数料についても事前に確認し、手数料を免除できる条件を満たすようにしましょう。この記事を参考に、事前の準備をしっかり行い、スムーズに手続きを済ませてください。

ポイントのおさらい:

  • 大手銀行の利用が便利(Bank of America, Chaseなど)
  • 開設にはパスポートとアメリカの携帯電話番号、現金が必要
  • SSNなしでも開設可能な場合がある
  • 事前にオンラインで予約をしてから銀行へ行く
  • チェッキング口座とセービング口座がある
  • 口座維持手数料は条件を満たせば免除される
  • 銀行によって手数料の免除条件が異なる

この記事が、アメリカでの新生活をスタートする皆さんの助けになれば幸いです。

Good Luck!!
Kenkeeen

コメント