アメリカで働きながら経験を積める J-1ビザ(インターン/トレーニー向けビザ)。
いざ申請準備を始めようとすると、まずぶつかるのが、
「結局、どんな書類を揃えればいいの?」
「どれくらい前から動き始めれば間に合うの?」
というところだと思います。
この記事では、実際に僕が J-1ビザ申請の最初のタイミングで用意した書類をまとめました。
- J-1ビザ申請に必要だった書類一覧
- 各書類を準備するときの注意点
- 卒業証明書・成績証明書をコンビニで発行した話
- 申請費用6,000ドルの請求書が届いたタイミングで感じたこと
など、リアルな体験ベースで書いていきます。
これからJ-1ビザを準備する人が、
「まずは何から手をつければいいか?」をイメージできるような記事になればうれしいです。
アメリカJ-1ビザ申請に必要だった書類一覧
僕の場合、J-1ビザのスポンサー団体と受け入れ企業から案内された書類は、ざっくり以下の通りでした。
- 履歴書(英文)
- パスポートのコピー
- 雇用証明書(現在勤めている会社からのレター)
- 証明写真
- 最終学歴の卒業証明書(英文)
- 最終学歴の成績証明書(英文)
- 銀行残高証明書(英文)
- 英語の課題(エッセー)
そこまで特殊な書類はないのですが、
**「英文」「発行に時間がかかるもの」**が多いのがポイントです。
ここからは、少し詳しく見ていきます。
履歴書(英文)
- 形式は一般的な英文レジュメでOK
- 学歴・職歴・スキル・語学レベルなどを英語でまとめます
僕の場合は、もともと転職活動用に英文レジュメを作っていたので、
それをベースに少し書き直して使いました。
ゼロから作る人は、ChatGPTなどのツールを使って下書きを作り、最後に自分で整えるやり方が一番早いと思います。
パスポートのコピー
- 顔写真ページのコピー
- 有効期限が十分残っているか要チェック(理想はビザ期間+α)
これが切れていると話にならないので、
J-1ビザを考え始めたタイミングでパスポートの残存期間は必ず確認しておきたいところです。
雇用証明書(在職証明)
- 現職からの雇用証明書
- 会社のロゴ入りレターヘッド(社名入りの便箋)で作成が必要なケースが多い
正直、退職予定の会社に「雇用証明書をください」とお願いするのはちょっと気まずいところですが(笑)、
ここはビザ申請に必要なものなので、割り切ってお願いしました。
証明写真
- 指定されたサイズ・背景色で撮影
- 最近は、証明写真機やアプリで「ビザ用サイズ」が選べるものも多いです
アメリカビザ用の写真は細かい規定があるので、
「アメリカビザ用」と明記されているサービスを使う方が安全です。
最終学歴の卒業証明書(英文)・成績証明書(英文)
- 出身大学から英文で発行してもらう必要あり
- 一部の大学では、コンビニのマルチコピー機で発行可能
これについては、次の見出しで詳しく書きます。
銀行残高証明書(英文)
- 一般的には 5,000ドル程度の残高 が目安と言われることが多いです
- 僕のケースでも「5,000ドル以上」が目安でした
オンラインでも申請できる銀行はありますが、
郵送だと1〜2週間かかるケースもあるので、
時間に余裕がない人は窓口での発行を検討した方が安全です。
※残高証明書の詳しい取得方法や、どの銀行が取りやすかったかは、別記事で詳しく書いています。
英語の課題作成(エッセー)
- スポンサー団体によって有無が分かれる書類
- 僕の場合は、「なぜJ-1ビザで渡米したいのか」「キャリアにどう活かすか」などを英語で書く課題がありました
これも最初は手が止まりがちですが、
日本語で一度ガッと書いてから英語に起こす方が、内容のブレが少なくなります。
卒業証明書・成績証明書はコンビニのマルチコピーで取得できた話
時代の変化に本当にビックリしたのがここです。

僕が卒業した立命館大学の場合、
**「学外証明書発行サービス」**という仕組みを使うことで、
- システムの利用登録
- 証明書発行申請(Web上で)
- コンビニのマルチコピー機で印刷
という流れで、卒業証明書・成績証明書を取得できました。
まだコンビニで印刷する前段階のときに申請だけ済ませましたが、
申請自体は10〜15分くらいで完了。
「大学の証明書=わざわざキャンパスに行かないとダメ」という感覚だったので、
コンビニで取れる時代になっていることに軽く衝撃を受けました。
(時代の変化と、自分が歳をとったことの両方を感じました…笑)
J-1ビザ申請費用の請求書が到着、そして円安の洗礼を受ける
書類を揃える作業と並行して、
J-1ビザ取得のサポート会社からの請求書も届きました。
その金額、約 6,000ドル(当時レートで約88万円)。
「よし、覚悟を決めて払うか」と思っていた矢先に、
ニュースで耳にしたのが、石破首相と植田日銀総裁の会談後のコメント。
「追加利上げをするような環境にあるとは考えていない」
という発言に為替が大きく反応し、
ドル円が一気に143円台 → 147円台へ。
1ドル143円前後だった前日と比べると、
6,000ドルの支払い額は 約86万円 → 約88万円へ、1日でプラス2万円。
渡米前から、円安の洗礼をガッツリ浴びた瞬間でした…。
「アメリカが利下げしてくれたら少しはマシになるのかな」と思いつつも、
いつ為替がどう動くかは読めないので、
**最終的には“行くと決めたタイミングでサクッと払うしかない”**という結論に落ち着きました。
これからJ-1ビザの申請準備を始める人へ
この記事で紹介したのは、あくまで僕のケースですが、
- J-1ビザ申請に必要な書類の全体像
- 「英文書類」「大学の証明書」「残高証明書」など、発行に時間がかかるもの
- 為替や申請費用との付き合い方
を少しイメージしてもらえたらうれしいです。
このあとの流れ(残高証明の取り方・面接対策・給料や生活費など)については、別記事で詳しくまとめていますので、よければそちらもあわせてどうぞ。
- J-1ビザ取得に必要な銀行の残高証明書の取り方(三菱UFJがおすすめだった理由)
- J-1ビザを選んだ理由と、かかる総費用の目安
- アメリカ大使館・領事館でのJ-1ビザ面接の流れ
- 【J-1ビザのリアル】給料と生活費のバランスはどれくらいか
ということで、アメリカ渡航の準備は着々と進行中です。
続報も引き続きブログでシェアしていきます。
Good Luck!!
@KenKeeen



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