こんにちは、ロサンゼルス在住のKenkeeenです。このブログでは、LA旅行を計画中の皆さんへ、リアルで役立つ情報をお届けしています。
さて、海外旅行の準備で、パスポートや航空券の次に気になるのが**「お金」の問題**ですよね。特に、日本円を米ドルに両替するタイミングと場所については、
「日本の空港で両替していくのが一番安心?」
「現地に着いてからの方がレートが良いって本当?」
「そもそも、現金ってどれくらい必要なの?」
「クレジットカードだけで乗り切れる?」
など、様々な情報が飛び交っており、考えれば考えるほど分からなくなってしまう方も多いのではないでしょうか。
結論から、はっきり申し上げます。
もしあなたが「とりあえず安心だから」という理由で、日本の空港や銀行で、旅行で使う分をまとめて両替しようと考えているなら、それは最も手数料で損をする方法です。
今日の記事では、なぜそれが損なのかという理由から、現代のロサンゼルス旅行における最強の「お金の準備方法」まで、在住者としての経験を基に、どこよりも分かりやすく徹底解説していきます。この記事を最後まで読めば、あなたは両替に関する一切の不安から解放され、無駄な手数料を払うことなく、賢くスマートに旅行を楽しむことができるようになります。
大前提:現代のロサンゼルスは、ほぼ「キャッシュレス社会」
まず、皆さんの頭をアップデートしていただきたい最も重要な事実。それは、現在のロサンゼルスは、驚くほどキャッシュレス化が進んでいるということです。
私もアメリカに住み始めて1年近く経ちますが、現金しかダメという場面は1度もありません!それぐらい、クレジットカード1枚で生活出来る街ということです。観光で訪れるみなさんが行くような場所は、クレジットカードのみで乗り切れると思っていただいて問題ないでしょう。
高級レストランやホテルはもちろん、カフェ、スーパー、お土産物屋、さらにはフードトラックやファーマーズマーケットの小さなお店に至るまで、そのほとんどの場所でクレジットカードが利用できます。
むしろ、高額な支払いを現金で行うと、偽札を疑われて怪訝な顔をされることすらあります。大量の現金を持ち歩くことは、**「私は観光客です。スリや強盗のターゲットにしてください」**とアピールしているようなもので、防犯上のリスクも非常に高いのです。
この「現金はあまり使わない」という大前提を頭に入れて、各両替方法のメリット・デメリットを見ていきましょう。
各両替方法のメリット・デメリットを徹底比較!
① 日本の空港・銀行での両替
多くの人が最初に思いつく方法ですが、これが一番のワナです。
- メリット:
- 日本語で手続きができ、出発前にドルを手にできる安心感がある。
- デメリット:
- 両替レートが圧倒的に悪い。 為替レートには「TTS」という手数料が上乗せされており、これが非常に高額です。
- まとまった現金を旅行中ずっと持ち歩くリスクがある。
結論: ここで両替するのは、渡米直後にどうしても現金が必要な場面(例:ホテルのポーターへのチップなど)を想定した、**1万円程度の「お守り代わり」**に留めるべきです。
② アメリカの空港・街中の両替所
「現地の方がレートが良いはず」と思いがちですが、これも間違いです。
- メリット:
- 現地で現金が足りなくなった時に駆け込める。
- デメリット:
- 日本の空港以上に両替レートが悪いことがほとんど。 空港の両替所は、世界で最もレートが悪い場所の一つと言っても過言ではありません。
- 手数料(Commission)が別途かかる場合も多い。
結論: よほどの緊急事態でない限り、利用は絶対に避けるべきです。
③ クレジットカードでの支払い
これが、あなたのロサンゼルス旅行における**「メインの武器」**になります。
- メリット:
- 最も有利な為替レートが適用される。 国際ブランド(VISA, Mastercardなど)が定める、手数料の上乗せがほぼない基準レートで決済されます。
- 現金を持ち歩く必要がなく、安全でスマート。
- 利用明細が記録として残るため、お金の管理がしやすい。
- 盗難・紛失時の補償がある。
- デメリット:
- 海外事務手数料(通常1.6%〜2.5%程度)がかかる。しかし、これは現金の両替レートに含まれる手数料より遥かに安いです。
- ごく一部の小さなお店や屋台では使えない場合がある。
結論: 旅行中の支払いの95%は、クレジットカードで行うのが最も賢く、お得です。VISAかMastercardを最低1枚、できれば予備も含めて2枚以上持っていくと安心です。
④ 日本のキャッシュカードで、現地のATMから現金を引き出す

「どうしても現金が必要になったら?」その答えが、この方法です。
- メリット:
- 必要な時に、必要な分だけ現金を引き出せる。
- クレジットカード同様、有利な為替レートが適用される。
- デメリット:
- ATM利用手数料(現地の銀行と、日本の銀行の両方から)がかかる。(1回あたり数百円程度)
- カードが「国際キャッシュカード」に対応している必要がある。(カード裏面の「PLUS」や「Cirrus」のマークを確認)
結論: 現金が必要になった際の**「最強の調達手段」**です。一度にまとめて引き出すことで、手数料を最小限に抑えられます。
【結論】在住者が教える、最強の「お金の準備」3ステップ戦略
ここまでの話をまとめると、ロサンゼルス旅行における最強のお金の準備方法は、以下のハイブリッド戦略になります。
Step 1:【出発前】日本ですること
- クレジットカードの準備: VISAかMastercardブランドのカードを2枚以上用意。海外事務手数料が安いカードなら尚良し。カード会社に連絡し、海外利用時の限度額を確認しておくと万全です。
- 「お守り」の現金両替: 日本の空港か銀行で、1万円分だけ米ドルに両替しておきましょう。これで
50〜50〜
60程度の現金が手に入ります。これはあくまで緊急用・チップ用の「心の保険」です。 - 国際キャッシュカードの確認: お手持ちの銀行のキャッシュカードが、海外ATMに対応しているか(「PLUS」「Cirrus」マークの有無)を確認。
Step 2:【現地での支払い】95%はクレジットカード
- レストラン、ショッピング、ホテル、Uber、スーパーなど、あらゆる支払いをクレジットカードで行います。サインではなく、4桁の暗証番号(PIN)の入力を求められることも多いので、必ず確認しておきましょう。
Step 3:【現地での現金調達】必要な時だけATMで
- チップや、カードが使えない屋台などで現金が必要になったら、銀行の支店などに設置されているATM(Bank of America, Chaseなど)で、日本のキャッシュカードを使って200ドル程度を引き出します。これで大半の旅行は乗り切れます。
よくある質問(Q&A)
Q. 結局、現金はトータルでどれくらい持っていれば安心?
A. 1週間の旅行なら、合計で100〜
200もあれば十分すぎると私は思います。主に、ホテルの清掃員やベルボーイへのチップ、ファーマーズマーケットでの軽食などに使うイメージです。
Q. トラベラーズチェックは必要?
A. 全く必要ありません。 2025年現在、使える場所はほぼ皆無で、過去の遺物となっています。
Q. Wise(ワイズ)のデビットカードはどう?
A. 素晴らしい選択肢です!もしあなたが海外サービスに詳しければ、Wiseの口座を開設し、デビットカードを持ってくるのは非常に賢い方法です。手数料をさらに抑えることができます。詳しくは以前の記事も参考にしてください。
まとめ:お金の心配から解放され、旅行を120%楽しもう!
ロサンゼルス旅行のお金の準備は、実はとてもシンプルです。
- メインはクレジットカード(支払いの95%)
- 現金は日本で1万円だけ両替し、足りなくなったら現地のATMで調達
この2つのルールさえ守れば、あなたはもう両替で損をすることはありません。
両替所のレートを必死に比較したり、大金を持ち歩いてビクビクしたりする時間とストレスは、本当にもったいない。そのエネルギーを、カリフォルニアの青い空の下で、最高の思い出を作るために使いましょう!
この記事が、あなたのロサンゼルス旅行の不安を一つでも解消できれば、これほど嬉しいことはありません。
Good Luck!!
Kenkeeen
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